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手術で行う爪水虫の治療について詳しく解説

女性の脚

爪水虫は外用薬では有効成分を浸透させるのが困難なので、内服薬による治療が中心になります。内服薬には現在3種類の選択肢がありますが、抗真菌成分を配合した内服薬を一定期間服用するというものです。6カ月程度の長期間にわたって継続的に服用する必要があるところ、肝臓で代謝されることで薬効を発揮するので基礎疾患に肝機能障害を抱えていると、肝機能の数値が悪化し、これ以上の治療続行が不可能と判断される可能性があります。

また、持病の治療薬との兼ね合いで併用禁忌に該当する可能性もあり、治療を最後まで完遂できない事例もめずらしくないとの問題点を抱えていました。内服薬の長期連用による弊害を克服する為に、一回当たりの投与量を大幅に増やして投与期間を短縮するパルス療法なども登場しましたが、高齢者や腎機能障害を抱えていると抗真菌薬の血中濃度が異常に高くなるなど、適応症例が限定されることになり、治療法の限界を抱えていました。そこで内服薬や外用薬の制限をうけない治療法として、注目を集めているのが、爪水虫のレーザー治療になります。

爪水虫のレーザー治療とは、レーザー照射による温熱効果を利用して水虫の原因菌である白癬菌の殺菌や、患部の分厚い変化した水虫に感染した爪組織を蒸散させるというもの。レーザーのエネルギーを患部深くに浸透させるには、早期治療が大切です。内服薬とレーザーの併用などが行われることもありますが、日本国内では公的保険の適用の対象外なので自費診療になります。自費診療になるので費用は全額自己負担、レーザー治療のリスクは低いといわれているものの費用の問題があることから一部の施設で実施されているだけです。

ところで爪水虫は健康な爪の色だけでなく、形も変化してきます。色が変化するのは審美的問題ですが、形や厚い爪に変化すると巻き爪を併発するリスクが高くなります。実際にも爪水虫患者に巻き詰き爪を併発することが多いとされており、手術が選択されることも。巻き爪の根治治療は異常な形状になったものを手術でいったん取り除くという内容です。

また爪水虫が進行すると、爪の内部で剥離が発生し、血行が悪くなる事があります。このような状態を放置すると、内服薬を服用しても有効成分が患部に供給できないリスクが高くなるので、手術で遊離した爪組織を除去することもあるようです。爪水虫の速やかな回復には、早期発見・早期治療を実践することに成功のかぎが隠されています。